（2019年12月18日に書かれたコラムです）

日本の独自の文化である「刀」は世界に誇る芸術の一つとして近年では注目されているようですが、島田ではそんな日本刀の名刀鑑賞や刀を作る刀匠による技の披露などが行われる「刀剣イベント」が開催され注目を集めたそうなんです。 このイベントが開催されたのは島田にある「島田市博物館」で、イベントでは地元の方の協力を得て刀剣に関わるイベントにも関わらず飲食の出店などもあり、多くの人で賑わいをみせたのだとか。

なんでも今回のイベントには島田に限らず、全国各地で活躍している若手刀匠グループが参加し、実際に刀の錆を落として形を整えるという"下地研ぎ"という技を実演したりと、多くの人が普段では見ることができない貴重な刀匠の技に触れることができたのではないでしょうか？

さらにはワークショップとして釘を研磨して小さいナイフを制作するというワークショップなども行われたそうで、これには老若男女問わず楽しみがらミニサイズのナイフ作りで賑わったことでしょう。

しかし、なぜこのような刀剣イベントというような珍しいイベントが島田では開催されているのかというと、実はここ島田は「島田鍛治」と呼ばれ、古くから槍や刀剣といった鍛治文化が発達した地域でもあるからなのではないかと思います。

今では日本が誇る芸術品となっている刀剣ですが、それゆえ愛好家やファンの方も多くいるはずですのでぜひ。鍛治文化が発達している島田にも一度足を運んでみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部