浮世絵といえば日本独自のアートの一つですが、その中でも「美人画」に焦点をおいた展示イベントが秦野で開催されているということで今賑わいを見せているそうです。

秦野にある市立図書館の"はだの浮世絵ギャラリー"では「うるわしの江戸美人」として美人画を集めた企画展示イベントが開催されているということなのだとか。 今回、秦野で開催された美人画の展示イベントですが、そもそも美人画というのはどういったものだったのか気になる人も多いのかもしれません。

美人画というのは当時の茶屋の看板娘や遊女をモデルとして当時の美人の姿を描いたもので庶民から多くの人気を集めていたのだとか。ちなみに美人画と並んで歌舞伎役者など描いた役者絵というのも人気があったそうです。

もしかすると、今でいうところの芸能人やアイドルの写真集のような存在だったのかもしれませんね。

今回の秦野での企画展では主に寛政の時代を中心に人気があった全身が描かれた美人画や浮世絵師として有名な喜多川歌麿の描いた"吾妻美人ゑらみ 松葉屋内"といった見応え十分な作品が展示されているいうことでも注目が集まっているようですね。

今では歴史的な美術品として認知されている美人画ですが、当時は流行りを反映した庶民の流行りの娯楽の一つであったというのも面白いところでしょう。

なんでも当時のおしゃれを知りたい時にはこうした美人画を見るのが最適なのだとか。気になる方は秦野で当時の流行の最先端を知ってみてはいかがでしょうか？

（2021年5月13日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部