神奈川県・JAはだの「葉ニンニク研究会」が、“葉ニンニク”の産地化を目指したレシピ集を製作し、話題となっています。

近年、秦野で栽培されているという「葉ニンニク」は、“ハーリック”と呼ばれる葉にんにく専用の品種野菜です。

希少野菜ですので、普段見かけることは少ないかもしれませんが、今話題の蘭州ラーメンなどで使用されることもあり、少しずつその知名度を上げているようです。 また、昨年の1月には日本テレビの番組「満天☆青空レストラン」で“秦野市の新名物「葉ニンニク」”として紹介されています。

日頃、私たちが食べている、一般的なニンニクは「種（球根）」の部分。

秦野で生産されている「葉ニンニク」は専用の品種（ハーリック＝球根が成長しづらい品種）で、葉から球根になる部分まで食べられる野菜なんだとか。

一見ニラのような見た目ですが、ニンニクより味がマイルドで食味が良く、栄養素が豊富に含まれており、ラーメンやパスタ、チャーハンなど、幅広い料理に使用できます。

今回、「葉ニンニク研究会」が制作中のレシピは、同研究会に寄せられた46種類のレシピ案から葉ニンニクを使った担々麺やポテトサラダ、肉みそなど11種類。

ＪＡはだの代表理事組合長の宮永均さんらが試食会に参加し「いずれの料理も納得の味だった。」と語られています。

栄養価が高く、調理も簡単な「葉ニンニク」、秦野だけでなく、全国各地のスーパーで扱われ、私たちの食卓を彩る身近な野菜になる日が待ち遠しいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部