子どもの頃は、あんなに通った図書館も 大人になってからはあまり行かなくなりました。

図書館が、少し遠いという理由もあるでしょうか。 そんな図書館も現在では、様々な手を使い、入館者を集めています。

新築移転した甲府市の山梨県立図書館の来館者が 2013年度は以前の6倍となる、およそ91万人と急増し 都道府県立図書館としては全国2位に躍進して、注目を集めています。 2014年度も、およそ90万6000人と好調を維持。

甲府のこの図書館は 卒業式もできる500人収容のイベントスペースや交流ルームの併設など 市民ニーズをくみ取る形でにぎわい創出に努めた事で、良い効果が出ているようです。

甲府市の県立図書館は、吹き抜け天井で 特産のブドウの棚をイメージした鉄骨フレームのガラス壁面から 日差しが降り注いでいます。

紙が劣化するため、太陽光は書籍には天敵ですが 薄暗かった古い図書館は入りづらいとの意見もありました。

確かに、図書館のイメージの一つに薄暗いというのは なんだか分かりますよね。

さらに、場所もJR甲府駅からおよそ500メートル離れたところから JR甲府駅北口へ移り、利便性も高くなりました。

今や図書館もイメージチェンジして 人を呼び込む工夫をしなくてはならないのですね。

甲府の県立図書館のように、全国的にそういった動きが増えてきているようです。 図書以外の魅力を持った図書館に、是非訪れてみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部