もはや、我々の生活になくてはならない存在となったインターネット。

インターネットの普及によってさまざまな情報に素早くアクセスする事ができるようになった中 特定秘密保護法案の成立など、情報開示を取り巻く状況は目まぐるしく変化し 考慮すべき事項となっています。

そんな中、長崎県諫早市議会では市から定例会に提案される予算や条例などの 全議案内容を市議会のホームページで公開することを発表しました。 諫早市議会事務局によると、全議案内容の公開は県内21市町議会で初めてとのことです。

平成25年から新たに施行された諫早市基本条例では、「市民と議会の関係」の章で 議会活動に関する情報を積極的に市民に開示していくことを定めていて 今回の取り組みは、この議会基本条例に基づく市民への情報公開の一環としての 取り組みになります。

議案の公開は、インターネット上でデータを管理する「クラウド本棚」を活用し 電子書籍感覚で閲覧することが可能です。

諫早市の全議員は4月からタブレット端末を持ち、議会活動の発信に活用するという 取り組みも行われているんだとか。

長崎県のほぼ真ん中に位置し、農業と工業の盛んな諫早市は、平成17年に合併によって 現在の市政を開始したばかり。人口約14万人、議員数の定数は30と決して大きな市では ありませんが、全国的にこうした地方都市からも情報開示の動きが進み 国や県も含めた公的機関が多くの必要な情報を開示していく流れになることを 期待したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部