現在の日本社会を読み解く際に重要なワードの1つといえば、「インスタ映え」ですよね。

とにかく見栄えのいい写真を撮ってSNSでシェアするという流れが生まれてきていますが、そうした中でそんなインスタ映えスポットとして注目を浴びるバス停が、長崎県諫早市にあることを、皆さんはご存知ですか？ それが、諫早市小長井地域に設置されている「フルーツバス停」

その名の通り、フルーツの形をしたバス停で、バス停の待合スペースがイチゴ、スイカ、メロン、ミカン、トマトの形というフルーツの形になっています。設置されたきっかけは1990年に開催された長崎旅博覧会で、長崎県の玄関口として訪れる人の心を和ませようと当時の小岩井長が設置したもの。

モチーフにしたのはグリム童話「シンデレラ」の、「カボチャの馬車」だったそうです。

設置以来地元の人はもちろん、観光客の間でも話題となり、記念撮影する人もたくさんいましたが、近年はインスタグラムの流行に伴い人気がさらに高まっています。

そんなフルーツバス停ですが、8年前に塗り直しが行われて以来塗り直しがされてこなかったということで、近年劣化が目立つ状況に。そこで今回、バス停の塗り直しが始まり、順次化粧直しが行われています。

すでに塗りなおされたバス停は新品のようなピカピカの姿に。生まれ変わったことで、これからさらに写真スポットとしての需要が高まりそうです。インスタ映えを重視する皆さんは、九州や長崎に訪れる際には、諫早まで足を延ばして、このフルーツバス停で写真を撮ってみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部