時代を超える、というのはロマンにあふれた響きですよね。

昔からタイムマシンは人類の夢ですし、近年では凍結技術によって様々なものが未来まで半永久的に 保存できるようになったり、ある意味で時代を超えることができる技術も生まれてきました。

生物でも、シーラカンスは古代から生きているといわれ、なんだか不思議な感じがします。

植物にも昔から現在まで生き続けている植物はありますが、日本にも一度は絶滅しつつも 2000年以上経った後に復活し、今も生息している植物があるのをご存知ですか？

それが「大賀ハス」という名の古代ハスです。

1951年に2000年以上前の実が発見され、発芽させることに成功し、全国に少しずつ移植されながら 種としての復活を果たしたハスです。

そんな大賀ハスの名所の一つ、茨城の古河総合公園では 今年も、大賀ハスが薄ピンクの大輪の花を咲かせ始めました。 古河総合公園では、1975年に大賀ハスを譲り受け、その後増え続けて 今では約3,000平方メートルものハス池いっぱいに生息しているんだとか。

古河市の地元住民をはじめとして、写真愛好家にも人気の大賀ハス。 今年は例年よりも1週間ほど早い開花で、7月いっぱいは見て楽しむことができるとのことです。

日本人には昔からなじみがありながら、意外と実際に見る機会が多くないハスの花。 夏に茨城に訪れる際には古河市にも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか？

ロマンを感じられること間違いなしです。


 執筆：街コミNAVI編集部