皆さんは子どものころの授業参観の思い出はありますか？今では子どもの授業参観に参加する側と なっている方も多いかもしれませんね。親が授業の様子を見に来るのは恥ずかしかったり照れたりする ものでしたが、みなさんが働いている様子を子どもが見に来るとしたら、どんな感じでしょうか？

そんなユニークな試みが石川県では恒例行事として開催されています。 石川県では、平成17年に「石川県特定事業主行動計画」を策定し、職員が仕事と子育ての両立を 図るための職場環境づくりに取り組んでいて、その取り組みの1つとして8月に石川県庁での 親子職場見学を実施しています。

職員の子どもたちが親の職場を見学し、親が職場でどのように働いているかを知ることにより 親子の触れ合いを深めるとともに、子供の職業観を養うことを目指すこの企画は平成18年以来 毎年開催され、今年で11回目を迎えました。

今年は8月8日に実施され、子どもたちはオリエンテーションの後にお父さんお母さんの働く職場を 見学し、知事室や災害対策本部など、石川県庁の中を見学しました。

平成20年度からは8月8日～19日を子ども参観ウィークとして、各所属単位でも独自の親子職場見学を 実施していて、今年は6ヶ所の事業部で実施が予定されているとのこと。

お父さんお母さんの家での様子とは違う真剣な働きぶりに、子供たちも感心していたようです。 親の職場見学、各自治体でも、民間の企業でも広まれば面白いなと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部