12月4日、北海道帯広市にある帯広競馬場で「第41回ばんえいオークス」が行われました。 「ばんえいオークス」とは、帯広市が開催する「ばんえい競馬」のひとつです。

「ばんえい」とは漢字で書くと「輓曳」。つまり、そりをひきながら力や速さを争う競馬だ そうです。1976年に「ばんえい優駿牝馬」の名称で始まり、後に現在の「ばんえいオークス」に 名称が変わり、現在では3歳牝馬の最高峰レースとして位置付けられているとのことです。 2004年までは帯広を含む、近隣の4市で持ち回りで開催されていましたが、2005年以降は 帯広競馬場で、11月下旬から12月上旬に開催されているそうです。

これは公営競馬で行われる重賞競走「オークス」の中では、最も遅い時期の開催なんだとか。

競馬も、騎手が馬に騎乗するものだけでなく、そりをひくというものがあるんですね。 ・・・初めて知りました。そしてもうこの季節、雪が積もっているであろう北海道、しかも 帯広で、競馬が行われているのにも驚きました。

この「ばんえいオークス」、競走条件は3歳牝馬で、重量は定量670キログラム。1着賞金は 110万円で、以下2着27万5,000円、3着13万2,000円、4着8万8,000円、5着5万5,000円。

今回のレースの1着は9番人気（ブービー）の「ホクトノホシ」。第2障害を5番手でクリアし そこから一気に先行の馬たちを振り切り、2着・2番人気の「ヒカルナナヒメ」に4.8秒差を つけ優勝しました。

10連勝中の1番人気「ラッセルクイン」は6着、3番人気「タナボタチャン」は7着に 終わったそうです。

勝負の模様も気になりますが、馬たちの名前も個性豊かですね。競馬でタナボタチャンって…。 なかなか波乱のレース模様、勝負の世界の厳しさを伺わせる、帯広からのニュースでした。


 執筆：街コミNAVI編集部