皆さんの町には、消防団はありますか？地元住民たちによって結成される消防団は 地域コミュニティの柱としての役割も担っていたものですが、最近では全国的に消防団の縮小が 続き、その存在もあまり知らないという人たちも増えてきました。

昔ながらの消防団は全国的に見るとかなり減少しているという現状がありますね。 そんな中でも、まだまだ伝統的な消防団としての活動を行っている地域もあります。

今回、紹介する福島県いわき市の消防団もその一つ。 いわき市消防団は1市1団となった昭和47年4月に誕生した消防団。

条例で定められた定員数が3,800名と、1自治体の消防団としてはかなり多く、福島県のみならず 全国的に見てもかなり大規模な消防団となっていて、消防団としての活動も非常に活発です。

伝統的な行事なども行われていて、毎年1月には消防出初式が行われるのですが、その場では 団員による「梯子（はしご）乗り」が披露されるのが通例となっています。

はしご乗りは、消防団で使用する梯子をつかって、まるでサーカスのように軽業を披露するもの。 来年1月7日の出初式ではしご乗りを披露するいわき市消防団第1支団第1分団では、いわき市 平市民運動場で激励会が開催され、団員がはしご乗りを披露しました。

まさに日本の伝統的な消防団のあり方の1つということで、こうした伝統が残る地域があるのは 安心しますね。皆さんも自分の街の消防団について調べてみると、面白い発見があるかも しれませんよ。


 執筆：街コミNAVI編集部