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2017.01.25.

倉敷はりこ


今年も新しい年が始まりましたね。新年といえば年賀状。衰退しつつあるといわれる 年賀状ですが、それでもまだまだ多くの人が年賀状を送りあっているのは事実。

そんな年賀状シーズンに特別に発行される特殊切手が「年賀切手」です。 今年は酉年ということで、にわとりのデザインが採用されたのですが、みなさんは見かけた でしょうか?

丸っこくかわいらしいニワトリの置物のイラスト。実はこのデザイン、岡山県倉敷市で 生産される「倉敷はりこ」という伝統的な張り子をもとにしたデザインなのだそうです。
情報元ソース:山陽新聞デジタル 酉年の飛躍願い倉敷はりこ作り  伝承者の生水さん丁寧に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161227-00010001-sanyo-l33
倉敷はりこは1869年、農家を営んでいた生水多十郎氏によって創業されました。

もとは農閑期に副業として始めた張り子作りだったそうですが、評判がよく一子相伝で 現在まで受け継がれる技術となったのだそうです。その技術が認められ、昭和63年の辰年にも 切手のデザインとして採用されたことがありました。

現在の継承者、生水洋次さんは5代目で、一子相伝であるため作れるのは生水さんただ1人。 やはり張り子のトラなどが人気ですが、年間の生産量は500以下と少なく、常に品薄で供給が 間に合わない状態なのだそうです。

しかし、そんな手作りにこだわり、大量生産しない姿勢も多くの共感を呼び、倉敷はりこを 特別にしている一因なのだとか。そんな中で昨年は倉敷はりこが年賀切手のデザインに採用され さらに注目を集め、注文も増加。酉のはりこを700個以上作成したのだそうです。

今ではあまり各家庭で見かけることも減った張り子ですが、こうした伝統技術を確実に 引き継いでいてくれる人たちがいるというのはとても心強いですね。これからも変わらぬ姿勢で 張り子を作り続けてほしいものです。


 執筆:街コミNAVI編集部