21世紀もたけなわ。子供の頃に描いた未来がそこまでやってきています。 再生可能エネルギーの実験が、北海道鹿追町に隣接する帯広市を対象に始まったようです。

北海道鹿追町にて、家畜の糞尿から水素を製造する「しかおい水素ファーム」が先月1月24日に完成しました。この施設は、環境省が進める事業の一環として、産業ガス大手のエア・ウォーターが、鹿島建設、日鉄住金パイプライン&エンジニアリング、日本エアープロダクツと共同で、鹿追町の環境保全センター内に建設されました。 「しかおい水素ファーム」では近隣の酪農施設から集めた糞尿をバイオガス化した後、水素と炭酸ガスを作り出すそうです。

実験は、鹿追町と隣接する帯広市を対象に2019年度まで実施するそうで、帯広市内の酪農施設に加えて、帯広市内にあるばんえい競馬の施設などでも電気や温水の供給に役立てていくようです。

施設では、近隣の酪農家から集めた糞尿を、同センターにあるメタン発酵施設でバイオガス化してから、水素と炭酸ガスを作りだみたいですね。糞尿からバイオガスを作る動きは他にもありますが、水素製造まで踏み込むのは帯広市内の実験が国内初となるそうです。

いよいよ廃棄物からエネルギーが生産される時代がやってきています。

石油はいつか枯渇すると言われていますので、帯広市での実験が上手くいき、再生可能エネルギーがもっと私たちの生活にとって身近になる日が楽しみですね。


 執筆：街コミNAVI編集部