



2017.02.25.
流山市で保育士に対し給与補助
介護や保育、看護などの分野で人手不足が問題になっていますが、希望者が減っている原因の一つが仕事内容の割に賃金が低いというものです。
昨年は「保育園落ちた日本死ね」のツイートが話題になりましたが、特に保育士・保育園の不足は全国的に深刻です。国の対策が不十分な中、自治体でも様々な工夫が行われています。
そんな中、流山市でも保育士を確保するため、独自の待遇改善への取り組みを行うようです。
情報元ソース:チバテレ
流山市 保育士給与に独自の上乗せ
http://www.chiba-tv.com/info/detail/11202
2月9日に行われた定例会見で、流山市の井崎善治市長は保育士に対して一月あたり8,000円の給与の上乗せを実施すると発表。http://www.chiba-tv.com/info/detail/11202
今年の4月以降から実施が予定されているようです。新たに流山市内で働き始める保育士に対しては就労奨励金を交付する制度も予定されているようで、こちらは10万円から30万円が支給される内容になっています。
流山市は子育て世代に優しい街づくりを目指しており、保育園の整備を進めています。150人弱の待機児童を抱えていることから対策を急いでいるようですね。保育園整備と平行して保育士の確保も必要になってくるということで、今回の処遇改善策の発表に至ったようです。
本来こういった問題は自治体が独自に工夫をするのではなく、国全体で取り組むべき問題であるという意見も聞かれますが、高齢者ばかりが増え続ける今の日本社会ではなかなか難しいのかもしれません。
国の整備を待てないと判断した流山市のような自治体がこれからも増えてくるのではないでしょうか。
執筆:街コミNAVI編集部