もはや私たちの生活にとってなくてはならないものとなった、スマートフォンをはじめとする携帯電話。日本では毎月1,500万台ほどの携帯電話が出荷されているということですが、2台以上持っている人がいたり、数か月で買い替える人もいたりと、圧倒的な数が流通していますし、使用済みの携帯電話の数やその行方も気になるところです。

携帯電話にはレアメタルといわれる希少価値のある金属が使われているため、リサイクルなどは非常に重要となっています。現在、東京オリンピックのメダル作りに向けて、携帯電話の金属を利用するために携帯電話の回収なども行われていますよね。

そんな携帯電話の分別やリサイクルなどを学ぶイベントが、埼玉県ふじみ野市で開催されたのだそうです。 ふじみ野市が冬休みの企画として開催した「携帯電話を手で分解しよう」では、ふじみ野市に本社のあるKDDI総合研究所の協力を得ながら、11家族が親子で携帯電話の分解を行いました。

KDDIは以前から子供たち向けの携帯電話の分解体験教室を開催するなど、子どもたちへの携帯電話を取り巻く環境教育へ力を入れています。

ふじみ野市では、これからも企業や大学と連携してさまざまな取り組みを行うということで、この先の取り組みにも注目したいです、それにしても、実際に分解された携帯電話を見てみると、その金属やプラスチックの部品の細かさに唖然とするばかり。貴重な資源なので、家に使っていない携帯電話が眠っている人は、リサイクルに持って行ってはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部