ふじみ野から医療の在り方を変えるかもしれないニュースが舞い込んできました。

医療においてどうしてもネックとなるのが、医師や薬剤師といった人的資源の派遣。漫画『ブラックジャック』でも医薬品が足りずに治療に難航するというシーンが良く出てきました。

…ですが、やはり住んでいる場所によって医療へのアクセスしやすさが変わってしまうというのはよくないですよね。

そんな中、ドローン（小型無人飛行機）を利用した新しい医薬品運搬の可能性が提示されました。実証実験を行ったのはエンルートラボ（ふじみ野市）です。

浜松市、浜松医科大との間で協定を結び、5月下旬からドローンで医療品を運ぶという実験を始めました。 協定期間が終わる2018年3月までのあいだに結果を出す予定です。 近年ドローンはこれまで人の手の届かなかった場所や地域への運搬手段や撮影手段としてマスコミをはじめ様々なシーンで注目されてきました。

そんな中、ふじみ野に本社を置くエンルートラボ社は人工知能産業に力を入れており、これからのドローン技術の医療分野での発展を見込み、今回の協定に踏み切った模様です。

ブラックジャックの時代にこんな技術があったら助かる命も、と想像してしまいますよね。

本来ならばドローンの飛行は法律で禁止されているのですが、特別な許可が下り、五月の実証実験では仮設橋が通行止めになった場合を想定して、病院から川をへて別の診療所まで医薬品運搬に模した飛行実験が行われました。

ふじみ野から医療を変える……。ふじみ野から未来を見据えたニュースでした。


 執筆：街コミNAVI編集部