地域の活性化が目指される中で注目されるキーワードの1つとなっているのが、地産地消ですよね。地域で経済を回すことであったり、様々なメリットがありますが、「実は意外と知らなかった地元食材や地元農家への理解を促進する」という大きな効果があります。

高品質なものはすぐに都会へ輸送されて販売され、地元ではあまり消費されないという現状もある中、本当においしい地元の食材を、まずは地元の人がしっかり理解するというのは大事ですよね。

北海道帯広市では、そんな地産地消と、地元食材・農家への理解を深める画期的なお弁当屋さんがオープンすることが話題になっています。 帯広市郊外に4月にオープンする予定の、そのお弁当屋さんの名は「農家のお弁当」。

十勝管内の農業法人でありブランド和牛を生産する「松橋農場」が事業主となっていて、十勝管内の100軒以上の農家と提携して、直接農家から仕入れた食材を使ったお弁当を提供するとのこと。100軒以上の農家からの直接仕入れを行うお弁当屋さんは全国でも類がなく、非常に大きな期待と注目を集めています。

松橋農場は帯広市中心部で飲食店も経営していてそこではすでに提携農家108軒から仕入れた地元食材の料理を提供しているのだとか。

今回の弁当や事業は、そこで培ったノウハウやつながりを活かしての展開になるということで、品質もすでに保証済み。こうした事業が成功すれば、全国でも、地元食材を生かした地元住民のための料理店やお弁当屋さんが増えていくかもしれません。

帯広の農家のお弁当屋に要注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部