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2017.03.25.

防府が舞台のアニメ『マイマイ新子と千年の魔法』


第二次世界大戦の中、時代の流れに翻弄されつつもたくましく生き抜く人々の姿を描いた『この世界の片隅に』。その作品の魅力から徐々に人気が出て公開館数も増え、さらには日本アカデミー賞などで話題を呼んでいます。

本作を実現した監督が片渕須直監督です。

彼は以前にも山口県防府を舞台にした『マイマイ新子と千年の魔法』というアニメ作品を撮っていますが、『この世界の片隅に』のヒットを受けてこちらも再上映されつつあるのです。
情報元ソース:リアルサウンド 『この世界の片隅に』と『マイマイ新子』に共通する“狂気”の正体ーー片渕監督の特異な手法に迫る
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170304-00010002-realsound-ent
片渕監督は弱冠20歳のころ、テレビアニメ『名探偵ホームズ』のシナリオライターとしてアニメ製作デビューというから、そのキャリアの長さと質の高さをうかがえます。

防府が舞台の『マイマイ新子』はというと、昭和30年の防府市が舞台となり、マイマイ=つむじが髪の生え際についているという空想好きな小学生、青木新子が主人公です。

インスピレーションと持ち前の利発さで、防府の街並みの中の日常生活を冒険する主人公、といえばもうお分かりでしょう。

『片隅に』と本質的には同じモチーフを描いていると言っても過言ではありません。

さらには、原作の読み込みや参考資料による防府の歴史公証など、精魂込めた背景描写と演出によって、主人公の「生」を浮かび上がらせていくところも『片隅に』と同じ手法なのです。

「日常生活」をつまらないもの、として切り捨てるのではなくストーリーの基軸にすえるというこの片渕監督のインスピレーションは、彼が描く主人公たちに描かれる「人間のすばらしさ」そのものなのではないでしょうか。

防府を知らない人でもきっとその地に行ったような気持ちになるこの映画、ぜひ一度ご覧ください。


 執筆:街コミNAVI編集部