日本は四季の国。季節ごとに季節の風物詩というものがありますが、冬の風物詩の1つといえば、受験やそれに関連することが1つあげられますよね。

年が明けると全国各地で大学受験、高校受験などが行われるわけですが、この時期になると様々な縁起のいいものが人気を集めるようになります。

ちなみに、山口県防府市では、「合格はちまき」という縁起物が有名なのですが、今年もその合格はちまきを次の世代に受け継いでいくための洗濯が行われています。 この合格はちまきは、防府市の防府天満宮で毎年配布されているもの。

防府天満宮は菅原道真を学問の神様として祭っている神社で、毎年多くの受験生が祈願に訪れる神社。防府天満宮では「受験御守」セットというセットを有料で配布していて、その中に合格はちまきも含まれているのですが、神社では合格した受験生の使用済み合格はちまちを回収、洗濯して、これを希望者に無料で配布するという取り組みも行っているのです。

使用済みと聞くと一瞬気が引けますが、合格者の使っていたもので、前の使用者からのメッセージなども書かれているということで縁起物として受験生から大人気だというこの合格はちまき。

今年も約3,200枚が回収され、12月15日から洗濯作業が始まりました。もちろん数には限りがありますが、防府市の受験生には是非手に入れてもらいたいですし、はちまきが欲しい人は郵送などでも手に入れるということができるそうなので、気になる人はホームページなどをチェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部