皆さんの住んでいる地域では、どんな市民グループが活動していますか？様々な分野の市民団体が全国で活動していますが、その活動が地域の活性化に大きな影響を与えることなども多いですよね。

新潟県上越市では、市民グループが地域の観光促進について市に提言した提言書が、地元で話題となっています。 提言書は上越市を中心とする歴史愛好家たちの市民団体「謙信公『義の心』の会」が提出したもので、「上越PRIDE」と名付けられていたもの。

歴史愛好家たちの団体らしく、歴史的な建造物や遺品などを用いた観光客誘致を中心に提言しています。

上越市はかの有名な戦国武将、上杉謙信の治めていた地ということもあって、上杉謙信の居城であった春日山城跡などが大きく取り上げられ、また、近年は刀剣ブームがあるということもあって、上越市が購入を目指している謙信公が愛蔵していた名刀国宝の太刀「無銘一文字（山鳥毛（さんちょうもう））」などを押し出す提案もしています。

他にも、上杉謙信の生誕500年となる2030年にサミットを開催したり、「山鳥毛」の里帰りを記念するトークショーを開催したりするといった提言など、あらゆる分野の提言を約20項目盛り込んだ提言書はA4用紙86ページにも及ぶのだそうです。

少し偏りがある提言のような気もしますが、こうした提言が市民からどんどん出てきて、自治体だけでなく市民も参加しての地域活性化を図ることができれば、大きな力になること間違いなし。

こうした提言を受けて自治体がどう対応していくのか、注目ですね。


 執筆：街コミNAVI編集部