昨年は映画に大ヒット作が多数生まれた年として話題となりましたよね。特に皆さんの印象に残っているのが、アニメーション映画「君の名は。」ではないでしょうか？

社会現象とも呼べるヒットを記録したこの作品をはじめ、アニメーション映画も豊作となった昨年。もう1つ大ヒットを記録し話題となったアニメーション映画が「この世界の片隅に」です。

戦時中の広島市を舞台とし、クラウドファンディングでの試みも注目を集めたこの作品ですが、片淵須直監督の前作品「マイマイ新子と千年の魔法」にも改めて注目が集まっているそうです。

この作品は高樹のぶ子さんの自伝的小説「マイマイ新子」を原作とする山口県防府市を舞台としたアニメーション映画で、2009年に公開されました。 舞台は昭和30年の防府市となっているのですが、この作品がアンコール上映されるなど再注目を集める中、ロケ地である防府市の注目度も上がっているといいます。

防府市では公開当時の2009年に渕監督自ら舞台での紹介を行うイベント「監督と歩くマイマイ新子と千年の魔法探検隊」といったイベントを開催したり、映画のロケ地マップを作成するなどの取り組みを行ってきました。

当時もイベントには防府市内外から70人の人が参加するなど、話題となっていましたが、現在の勢いはそれ以上で、聖地巡礼に訪れる人も増えているそう。山口県で開催される映画関連のイベントにも片淵さんは頻繁に訪れているそうなので、これからも防府市、そして山口県を盛り立てていってくれる事に期待ですね。


 執筆：街コミNAVI編集部