皆さんの住んでいる地域には、世界進出を果たしている地元企業や商品などはありますか？

日本の文化は世界中から注目を集めていますし、多くの外国人観光客も訪れています。日本のキャラクターやアニメなどの文化、食文化などが世界で愛されているという例も多くあります。そうした中、山形県酒田市にあるお菓子メーカーが新たな海外進出をするというニュースが話題となりました。 海外進出するのは酒田市の「酒田米菓」

食品加工・輸出入などを行う宮城県塩釜の東源物産の仲介で、中国市場の開拓に乗り出すのだそうです。

酒田米菓は昭和26年創業の、60年もの歴史のあるお菓子メーカーで、日本で初めて薄焼きせんべいを作ったことなどで有名な会社です。看板商品である「オランダせんべい」は、東北地方では知らない人のいないほどの人気商品で、関東地方でも一時期コンビニなどで「酒田のうす焼き」として販売されていました。

また、海外でもオーストラリアに工場進出したり、海外でもその名を知る人は多いのだそうです。今回の中国進出では、オランダせんべいを中心に、酒田米菓の主力商品を販売する予定で、中国人の好みに合わせた新しい味の開発も行ったのだそうですよ。

先月14日には酒田港から第1弾の出荷が行われ、夏までに本格的な定期出荷を進めていく予定なのだそうです。

酒田の期待を背負っての進出となりますが、日本のせんべい文化など、日本全体を背負っての活躍を見せてくれることを期待したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部