



2018.01.20.
酒田の旧割烹・小幡の保存が決定
近年、映画やアニメなどのロケ地、モデルなどになることで地域が活性化する例が増えてきて、実際にそうしたロケ地誘致などの取り組みを行う自治体なども増えてきていますよね。
作品のファンとしてもそうしたロケ地やモデルとなった町、施設などには深い思い入れができるものですし、観光地として保存してくれたり、開放してほしいと思うものですが、山形県酒田市では、あるヒット映画のロケ地となった建物の存続が危ぶまれていましたが、保存されることとなり注目を集めました。
情報元ソース:河北新報ONLINE
「おくりびと」ロケ地 旧割烹小幡の存続を酒田市長が正式表明
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180106_51003.html
それが「旧割烹・小幡」の建物。この建物は昭和元年頃の建造といわれていて、木造2階の和風建造物と鉄筋3階の洋館で構成される少し変わったもの。http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180106_51003.html
見るからに歴史と風格をたたえてる建物で、割烹が閉店した後も地域のランドマークとして親しまれてきました。
この建物が全国的に脚光を浴びることになったのは、平成21年にアカデミー賞を受賞した映画「おくりびと」のロケ地となったことでした。主人公が務める「NKエージェント」の社屋として使用され、現在でも「おくりびと」の聖地のひとつとしてファンからも支持を集めています。
しかし、老朽化が進み、倒壊の危険性もあるとして、酒田市では建物のこれからについて議論が進められてきていました。
しかし先日、建物を改修・保存し市民施設などとして活用していく方針が正式に表明され、映画のファンや市民からは安堵の声もきかれました。今後の活用についてはこれからとなりますが、皆さんも酒田市に訪れる際には是非、訪れてみてくださいね。
執筆:街コミNAVI編集部