各地域には昔からの文化を活かした観光資源が整備されていたり、町おこしが行われていたりします。どんな地域でも多かれ少なかれ地域の古くからの文化をいかしたPR活動などは行っているとは思いますが、改めて地域資源を発掘したり、再整備したりする活動も最近では活発化してきています。

そんな中、茨城県古河市では、かつて宿場町として栄えた地域に新たな公園が整備されました。 その公園が整備されたのは古河市諸川。

江戸時代の日航東海道の宿場町として栄えた地域で、1600年には徳川家康の会津出兵で山内一豊が宿陣していたという記録が残っていたことから、それ以前から町屋が整備されていたとされている、由緒ある宿場町です。

地元の行政区が2014年に「商店街活性化のためのポケットパークを作ってほしい」と古河市に要望を出し、会議などの末古河市が2016年度の事業として実施。ようやく今年完成しました。

商店街の隣接地に作られた「諸川宿いこいの広場」は、買い物客や街歩きをする人たちの拠点となることを期待して作られましたが、同時に諸川宿の歴史を伝えるスポットの1つとしての機能も期待されていて、諸川宿の歴史を開設する石板があったり、かつての諸川の繁栄を移した写真が展示されていたりするとのこと。

街の景観を壊さない公園となっていて、観光地らしさもたっぷりです。古河市や近郊へ旅行することがあれば是非、諸川にも立ち寄ってくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部