すっかり初夏の陽気となり、暖かい日も増えてきましたね。この時期には様々なイベント、特に屋外で行われるものが解禁されます。

そんな中、岐阜県各務原市では、伝統の「鵜飼（うかい）」がシーズンを迎えました。 鵜飼というのは、鵜と呼ばれる水鳥を使ってアユなどの魚をとる漁法の1つで、日本書紀や古事記にも記述があるほど古い伝統漁法です。ちなみに現在は漁法というより伝統文化（ショー）の1つとして観光客に見せるものという認識が一般的になっていますね。

冒頭でもお伝えしましたが、各務原市と愛知県犬山市の市境であり県境でもある木曽川では毎年6月1日～10月15日の間鵜飼を行っていて、今年も6月1日から鵜飼が開催されています。

鵜飼は基本的に夜おこなわれるもので、木曽川でも連日夜に鵜飼が行われますが、木曽川の鵜飼では全国的にも珍しい「昼の鵜飼」が実施されています。さらに今年は「東海地方初の女性鵜飼」稲山さんが出産・育児の休業を経て2年ぶりに復帰したことでも話題を集めています。

初日は安全祈願の神事が行われた後、昼の鵜飼が行われ、招待された120人のお客さんを沸かせました。

観覧船の上で鵜飼を見学するだけでなく、食事をすることのできるプランなどもあり、貸し切りなどの要望にも応えてくれます。昼も夜も楽しむことができるので、興味のある人は東海へ訪れることがあれば各務原にも足を運び、日本の伝統漁を楽しんでみてはいかがでしょうか。

予約状況はインターネットなどでも調べることができますし、早めに予約することをおすすめします。


 執筆：街コミNAVI編集部