ここ数年は大規模な震災が複数発生するなどしています。日本では森林火災や津波など、様々な自然災害が起こる可能性があり、災害に対する備えは必須ですよね。

特に災害が発生したときに問題となるのが食料の問題。ということで、非常食を準備することはとても大事ですが、最近ではこうした非常食などの分野でも地産地消の動きが進んできているのだそうです。

そんな中、東日本大震災の被災地でもある福島県いわき市では、いわき産のお米を使った非常食が開発され、話題を集めています。 この非常食を開発したのはサンフレックス永谷園。サンフレックス永谷園はいわき市に本社を置く永谷園のグループ会社で、フリーズドライやレトルト製品を生産する会社。

サンフレックス永谷園は昨年いわき市産コシヒカリ「iwaki Laiki（いわきライキ）」を100%使用したフリーズドライご飯を開発し、話題を集めていました。そんなサンフレックス永谷園といわき市とJA福島さくらいわき地区本部、そのフリーズドライご飯を非常食としてさらに開発・販売するという防災非常食に関する協定を締結するのだとか。

いわきのブランド商品として売り出すことで、風評被害の払しょくや地域PRを行っていく狙いとのことです。

これから本格的に生産量や味、パッケージなど具体的な中身について協議を進めていくとのこと。地元企業がこうした地域の産業振興のために力を尽くしてくれるのは非常に心強いですよね。

いわき市のこの先の動向にも注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部