学校の給食や学校の食事の時間に関する思い出はありますか？

あのメニューが好きだったという思い出や、親御さんが作ってくれたお弁当に関する思い入れなど様々な思いが皆さんの中にあると思います。

学校での食事というと、調理師さんが作ってくれた給食や、親御さんが作ってくれたお弁当というイメージが一般的ですが、東京都東久留米市にある学校では、生徒たちが調理をするという一風変わった伝統が受け継がれています。 それが、1921年に創設され1934年から現在の東久留米市に校舎を置く自由学園。

キリスト教系の学校で、自労自治の精神に基づく学校運営を行うこの学校の女子部では中等科1年から高等科2年までの生徒が日替わりで昼食の調理を行うことで知られています。

また、食事の時間は全学年が食堂に集まり学年を超えた交流を行うなど、昼食を通じた自治や交流を大切にする精神が息づいています。これは学校創設以来96年にわたって一貫して貫かれているのだそう。

ちなみに、自由学園の昼食のレシピを納めたレシピ本が3/30に発売されたとの事。学校の昼食のレシピが本になるというのも珍しいですが、自由学園の伝統の味のレシピが公開されるのは初めてということで大きな注目を集めました。

卒業生も含めて好きだったメニューのアンケートなどをとり選りすぐられた82品が掲載されています。東久留米の地元の人もそうでない人も、興味があったら一度チェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部