3年後には東京オリンピックを控え、現在外国人観光客や移住者が増加しつつある日本。外国人を対象にした様々なサービスが自治体や企業によって現在、実施されています。

観光に対するサポートなども多く行われていますが、外国から来た人が気になる点には、安全性の問題もあります。特に外国人が不安に思うのが、地震や津波といった自然災害。私たちは見落としがちですが、普段地震がほとんど起こらない地域で済んでいる人も多く、そうした人たちの不安を取り除くのも大事なことですよね。

そうした状況の中、山梨県甲府市では、6月28日に外国人向けの防災講座が開催されました。 甲府市では昨年から「やさしい日本語会話」、今年5月からはパワーアップした「やさしい日本語会話・異文化体験サロン」という外国人向けの講座を開催しています。

そこで外国人の住民が関心の高いテーマが地震などについてのことだったことから、6月27日のやさしい日本語会話・異文化体験サロンのテーマは防災についてということになり、防災の仕方や避難の仕方、また有事の際に使う日本語のなどが講義されました。

中国、台湾、韓国、フィリピン、スーダンの5つの国・地域から計8人が参加したということで、日本、そして甲府市の国際化が進んでいることが実感させられますね。

今後こうした取組は全国的に必要とされることになると思いますが、外国人が何を知りたいと思っているのか、私たちだけでなく本人たちの意見を聞きながら進めていくのが大事になりそうですね。


 執筆：街コミNAVI編集部