いよいよ本格的に夏がやってきましたね。夏の果物といえばやはりスイカを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか？（スイカは野菜だとも言えますが…）

しかし、忘れられがちですが、スイカと同じウリ科のメロンも、品種にもよりますが春～夏にかけてのこの時期に旬を迎えます。そんなわけで、メロンの産地では現在メロンの収穫などが行われていますが、大阪府高槻市では、ある変わったメロンが注目を集めています。 通常メロンというと、スイカなどのように土から茎が生えてきて、地面に実がもたげているという形を想像しまします。

しかし、この高槻市の水耕栽培設備メーカー「協和」の育てたメロンは、つるが大きく伸び、まるでブドウなどのように天井から身がぶら下がっている状態なのだといいます。

その理由は、このメロンが水耕栽培で育てられたものだから。水耕栽培とは、土を使わずに水と液体肥料だけで栽培を行う方法。植物を水耕栽培で作ることができれば難しい土づくりなどの知識がなくても栽培を行うことができるようになり、参入のハードルが下がったり、一年を通して計画的な栽培ができます。

協和が栽培に成功した水耕栽培メロンは、土がないために根が大きく広がり、つるが良く伸びて、多くの実がなっているのだそう。協和は以前にもトマトの水耕栽培などでも注目を集めていて、これからさらに水耕栽培への注目度が高まっていきそうです。

見学会なども開催しているそうなので、高槻市に住んでいて興味のある人は是非一度、見学に行ってみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部