夏がやってきて、今はまさにお祭りシーズン。全国各地で大小さまざまなお祭りが開催されていますよね。毎週末、色々なお祭りに顔を出すという人も多いのではないでしょうか？

お祭りにも様々な由来がありますが、神事としてのルーツを持つお祭りはやはり古くからの伝統がありますから、地方の物でも大規模なものも多く、皆さんの住んでいる地域でも大きなお祭りが行われているという事もあると思います。

そんな中、埼玉県久喜市でも毎年恒例の「久喜の提灯祭り・天王様」が開催され、多くの人でにぎわいました。 提灯祭り・天王様は、旧久喜町の鎮守である八雲神社の祭礼で、毎年7月12～18日に開催されます。

12日と18日にはメインイベントである山車の曳き回しが行われ、山車には昼間は伝説・歴史上の人物の人形が飾られ、夜間は数百個の提灯が飾られることから、提灯祭りといわれるのだといいます。

1783年に起きた浅間山の大噴火で久喜地域が大きな被害を受けたことから始まったお祭りといわれ、200年以上の歴史があり、2004年には「久喜八雲神社の山車行事」として久喜市民俗文化財にも指定された、久喜市を代表するお祭りとして知られています。

この祭りの山車は関東一ともいわれているのだそうですよ。今年も久喜駅周辺の中心街に山車が登場し、多くの人でにぎわいましたが、赤々と光る提灯をずらりとぶらさげた山車は圧巻の一言。

都心からもそれほど遠くありませんし、関東に住んでいる人は是非一度、見に行ってみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部