フードバンクという団体とその活動について知っていますか？フードバンクとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を、食べ物がなくて困っている人たちに届ける仲介の役割をする社会福祉活動です。

子供の貧困などの問題が表面化したり、地域活性化が目指される中注目を浴びている活動で、全国で様々な人たちや企業が協力しながら活動が行われています。

現在、全国で様々な団体がフードバンクとしての活動を行っていますが、山梨県南アルプス市では、夏休みの時期だからこその活動が先日行われました。 この時期は夏休みになって子供たちにとってはうれしい季節という部分にばかり目が行きがちですが、貧困の家庭のことを考えると、子供たちの学校給食がなくなる時期であり、それは家計の重しになったり、子供たちが十分にご飯を食べられないということにつながってしまいます。

そこで、南アルプス市を拠点に活動するNPO法人のフードバンク山梨が2年前からおこなっているのが、経済状態が厳しい家庭に食料を送る取り組みです。

今年は山梨県内の500世帯以上に食料品を送る予定ということで、箱詰めと配送作業が続けられています。

先月26日には同じく南アルプス市の県立白根高校の生徒たちがボランティアとして参加し、箱詰め作業などを実施。集められた食料は地域住民や企業から集められたものですから、まさに地域一丸となっての活動といえそうです。

皆さんの地域でも、フードバンクが活動しているかもしれませんから、皆さんも可能であればその活動に協力してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部