現在、世界中で車の新しい技術の開発が進められていますよね。

日本でも電気自動車が普及してきたリ、自動運転の実証実験が行われたりしていますが、変化を続けているのは車そのものだけでなく、車を取り巻く環境も同じです。

日本の高速道路では途中のインターチェンジで降りた後に再び乗りなおす際に追加料金がかからない「途中下車」の取り組みについて検討が行われていますが、その実証実験を行う地域に山梨県南アルプス市が選ばれたということで話題になっています。 この実証実験は国土交通省が進めるETC2.0に関するもの。これまで高速道路では、一度高速道路を下車してから再び乗ると再び乗りなおしたということで金額が高くなっていました（電車と同じイメージですね）。

しかし、ETC2.0を搭載した車であれば、高速道路を一時退出後指定の施設に立ち寄った場合、IC退出後1時間以内であれば、再び高速道路に乗りなおしても目的地まで高速道路を降りずに利用した場合と同じ料金になるという制度。これを導入しようと現在、取り組みが行われているのです。

長距離サービスエリアなどがない地域の休憩施設を補完する目的ということで、全国の複数の地域で実験中で、9月26日に道の駅「しらね」含む17の施設が対象となりました。

途中下車中は指定の施設に立ち寄らなければならないということになっているので、南アルプス市としても新たな観光客の呼び込みやPRにも活用できると期待がかけられているということで、南アルプスの観光情報の発信強化などに努めていくとのこと。

実証実験の結果に注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部