近年はインターネットや様々な技術の向上で、これまでプロにしかできなかったような作業が個人でもできるようになってきていますよね。

最初は趣味で始めたものが、プロレベルになっていたなんていうこともあったりしますが、そうした個人活動の1つとして、本の自費出版というのも以前に比べては取り組みやすくなり、自費出版文化賞という賞も行われています。

ちなみに昨年は、山梨県南アルプス市在住の男性の作品がグラフィック部門で入賞を飾りました。 自費出版文化賞は、自費出版の振興と文化的地位向上を図る目的で97年に設けられた賞。印刷会社や出版社などで作る「自費出版ネットワーク」が主催し、昨年で20周年を迎えました。昨年は全部門で556点の作品が応募されましたが、グラフィック部門の応募は61点、うち8点が入選となりました。

そんな中、南アルプス市から入選したの「中川美治写真集 富士山オッカケの記」

その名の通り、地元富士山を撮り続けた写真で、40年以上富士山を撮り続けた集大成として、230点余りの写真を掲載した写真集を昨年自費出版したということで、今後は富士山以外のテーマでも写真集を作りたいと考えているのだそうです。

実は自費出版される本は年間3〜4万点以上あるということで、この中川さんのように、実は地域の住民普段は別の仕事をしている人が実は本を出していたなんて言うこともあるかもしれませんよ。

皆さんも自費出版の本に興味が出たらチェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部