



2017.08.05.
米子市の個人コレクターが多数のガラス工芸を寄進
普段どれくらい美術館に行きますか?よく行くという人もいればあまり行かないという人もいると思いますが、日本にはたくさんの美術館がありますし、その所蔵品のクオリティも非常に高いといいます。
地方の美術館などに行ってもハイレベルな所蔵品が見れたりしますが、そうした絵がどうやってそこにやってきたのか、皆さんは普段意識していますか?自治体や博物館が購入することももちろんありますが、個人のコレクターから寄贈されることも多いようです。
そんな中、鳥取県米子市では、国内有数のガラス工芸品の個人コレクションが寄贈されることになったということが話題になっています。
情報元ソース:産経新聞
ガレなど国内有数のコレクション 「恩返し」と個人から米子市に寄贈 鳥取
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-00000034-san-l31
寄贈するのは、米子市出身のコレクター・井上幸夫さん。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-00000034-san-l31
夫婦そろって約30年に渡り集めたコレクションを寄贈するといいます。コレクションはアールヌーボー時代のガラス工芸品で、アールヌーボーを代表するエミール・ガレの作品など貴重なものも多く、2人のコレクションの展覧会も国内美術館で開催されるなどしてきました。
しかし3年前に妻の英子さんが他界し、自身も高齢となったことから、生まれ育った米子への恩返しとして寄贈を決めたのだそうです。
英子さんも米子出身だったということで、夫婦の強い思いの詰まった寄贈ということになるよう。寄附贈呈式は米子市美術館で8月4日に実施。翌日開催される特別企画展で公開され、以降は米子市内のほかの博物館などでも保管し、常設展示も行う予定だそう。
米子市の人はもちろん、旅行で米子に訪れる人も是非一度、日本が世界に誇るコレクションを見に行ってみてはどうでしょうか?
執筆:街コミNAVI編集部