夏休みということで、全国各地でお子さんも参加することができるイベントが、多数開催されていたと思うのですが、なかなか個性的なイベントが、栃木県鹿沼市で開催されていたので今回、ご紹介したいと思います。

8月20日、鹿沼の休耕田で開かれたのは、「かぬまどろんこフェスティバル」。泥にまみれながらスポーツを楽しむというイベントで、鹿沼市内外から約400人が参加。泥に足を取られながら、ソフトバレーボールやフラッグレースといった競技に励み、田んぼの中を走り回ったそうです。 この「かぬまどろんこフェスティバル」は2014年に始まり、今年で開催4回目。周辺の水田には、刈り取り間近の稲穂が頭を下げており、間もなく程近い収穫の予感が伝わってきます。

同様のイベントは他の地域にもありますが、主催者は「近隣の中では鹿沼のどろんこフェスティバルが、この夏の最後の大会。しっかり思い出を作って欲しい」とコメント。

バレーボールには、鹿沼市内外から33チーム約230人、個人戦のフラッグレースには約50人が参加。膝まで泥に漬かり、バランスを崩して尻餅をついたり、泥の中の頭から飛び込んだりしてしまう参加者も続出。珍プレーのたびに、悲鳴と笑い声が交錯していました。

友人らとチームを組んでバレーボールに出場した鹿沼の中学生たちは「泥の中に突っ込みましたが、気持ちいい」と笑みをこぼしていました。

小学生以下の児童は、泥の中からボールを探し、ボールの色に応じて景品がもらえる「キッズ宝探しゲーム」に挑戦。参加した地元の小学生は、「ボールがなかなか見つからなかった」と慣れない体験に悪戦苦闘していたようです。…童心に返り、どろんこの中に飛び込むのは魅力的ですが。現実問題を考えると、その後の片付け、洗濯が大変そうですね。

覚悟はしていても、お母さんたちは、泥だらけで帰ってきた子どもたちを見て悲鳴をあげたのではないでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部