近年、訪日外国人観光客が増えてきていて、外国人に対する私たちの感覚もだいぶ変化してきているところですが、日本にいる外国人というのは、観光客だけではなく、留学生なども含めて、日本に定住している外国人の人もたくさんいます。

全国の各地域では、そうした外国人と地域住民とのふれあいイベントなども盛んに開催されていて、子供を対象としたイベントなども開催されていますが、そうしたイベントの中でも、各国の家庭料理などをテーマとした交流イベントなどがよく開催されています。

ちなみに、長野県佐久市では、佐久市の特産品を使って海外の料理を作る料理教室イベントが開催されました。 このイベントは、佐久市内に住んでいる外国人と市民が交流できる場をつくろうと佐久市が開催するもので、市内在住の外国人が講師、市民が生徒となり、それぞれの国の家庭料理などを、佐久市の特産品を使って作るというもの。

10月26日に開催された教室では、タイ出身の女性が講師となり、佐久市の特産品である佐久鯉を使ったタイ料理を作りました。

佐久鯉は江戸時代以前から在来種が養殖されていた伝統食材で、現在は明治以降に入ってきたドイツ鯉との交配種となっているのだとか。普段は刺身や鯉こくといった郷土料理となることが多い鯉ですが、今回はタイ産の食材やナンプラーなどを使ってトムヤムクンに調理されたそうですよ。

参加者や、魚店の店主も驚きの出来栄えで、みなさん特産品の新たな一面を再発見したみたいですね。

佐久市ではこれからもこうした地域に住む外国人と料理を通じて交流するイベントを続けていくということなので、佐久市に住んでいる人は是非、参加してみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部