日本には多くの伝統的な食材や調味料があり、日本食の味は世界的にも評価を得ていますよね。

しかし、そうした日本の食の伝統を守りつつも、時代に合わせて新しいアレンジを施したものも多く生み出されています。長野県佐久市では、老舗味噌蔵が開発した新商品に大きな注目が集まっています。 その商品の名が「×MISO カケルミソ」。その名の通り、粉末状になっていて、ふりかけのようにかけて食べることができる味噌だというのです。

空気と水に恵まれた地域である佐久市は、味噌造りに適した土地で、佐久高原でとれた厳選された大豆と佐久米を使い作られた味噌は、深いコクとまろやかな味を醸し出します。

佐久市の安養寺は信州味噌発祥の地としても有名です。その佐久市にある味噌蔵の中でも特に150年続く老舗として有名なのが、このカケルミソを開発した「和泉屋商店」です。

信州味噌の原点である安養寺の味噌造りを継承した「安養寺味噌」が看板商品で、佐久市のご当地ラーメンの「安養寺ラーメン」にもこの和泉屋商店の味噌が使われています。

今回のカケルミソは、より手軽にもっと多くの人に味噌を食べてもらいたいという思いで新開発されたということで、アイデア次第でどんな料理にも使えるのだとか。

また、料理だけでなくデザートなどにかけてもおいしく食べられるのだそうですよ。味噌好きな人はもちろん、これまであまり普段積極的に味噌を食べていなかった人も、是非一度試してみてくださいね。

そして、佐久市に訪れた際は、安養寺ラーメンも含め、佐久の味噌を一度味わってみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部