世の中には世界遺産や、最近できた日本遺産・国宝など、遺跡や伝統工芸・文化などに対する様々な認定制度がありますよね。こうした認定制度は箔がついて観光客へのPRにもなりますし、地元民としても誇らしいもの。

さらに自治体独自の認定制度を新しく作る自治体なども出てきていますが、石川県では日本遺産の誕生と時を同じくして、2015年に「いしかわ歴史遺産」という新たな認定制度が誕生し、先日新たに3件が歴史遺産に登録されました。 いしかわ歴史遺産は日本遺産の石川県版といえるもので、遺跡単体を登録するのではなく、複数の遺産などとそれにまつわるストーリーを認定する制度。

初年度は5件、昨年度は3件の歴史遺産が登録されていました。

12月22日に石川県教育委員会によって新しくいしかわ歴史遺産に登録されたのは、「能登国府を探る～能登立国1300年～」、「能登の禅の古刹（こさつ）と古道を歩く～永光寺から總持寺へ～」、「能登の王墓～半島を舞台に躍動したノトの王～」という3つのストーリー。

能登に関連する歴史遺産は昨年度、一昨年度も認定されていますが、今年はすべて能登半島に関連するもので、能登地域の遺産登録への強い思いが伺えます。

観光で石川に訪れる人はこの石川歴史遺産をさんこうに地域を訪れてみてほしいですし、能登地域や石川県に住んでいる人も地元の魅力の再発見も含めてこの制度の遺産をチェックして、訪れてみるのもいいのではないでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部