皆さんは「まつり」と聞くとどんな季節を思い浮かべますか？

神事としての祭りにしても、イベントとしてのまつりにしても、やはり暖かい春～夏に屋外で実施されるものを思い浮かべる人も多いと思いますが、雪国など、冬に観光資源のある地域にとっては冬こそがまつり、イベントの季節。

…ということで、山形県鶴岡市でも、冬の味覚「寒鱈汁」を中心としたイベント「寒鱈まつり」が実施されています。 鶴岡を含め、庄内地域では「どんがら汁」と呼ばれる、魚のアラで作ったご当地グルメが食されていて、寒鱈汁はその中でも、真冬の時期に真鱈を使って作られるもののことを言います。

毎年この時期になると庄内地域各地で「寒鱈まつり」が開催され、鶴岡市でも今月14日に道の駅「あつみ しゃりん」で「しゃりん寒鱈まつり」が開催され、21日には鶴岡中心街で日本海寒鱈まつりが開催されます。

しゃりん寒鱈まつりでは、鼠ヶ関港で水揚げされた真鱈を使った「鱈汁」のふるまいや、目の前に広がる日本海で獲れた寒鱈ほか、魚介類の直売も実施され、地元の住民を中心に多くの人が来場。

日本海寒鱈まつりでも、「寒鱈汁」がふるまわれることはもちろん、鶴岡や周辺地域の物産を集めた物産展やステージイベントなど、様々なイベントが開催されるということで、多くの来場者が例年集まるということです。

もちろんこれらのイベント終了後も、鶴岡市や庄内地域では寒鱈汁を食べることができるので、皆さんも東北へ立ち寄った際には食べてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部