みなさん、芸術はお好きですか？

日本は世界でも特に美術館の多い国ですし、普段から美術館などに訪れるという人も多いのではないでしょうか？大きな美術館だけでなく、街のギャラリーやその他イベント会場などで様々な美術展が開催されていて、その内容も著名な画家の展覧会から、地元で活動する芸術家や愛好家の合同展まで、非常にバラエティに富んでいます。

石川県でも、現在注目の美術展が多く開催されました。 石川県を代表する美術館である21世紀美術館のギャラリーでは、「第6回 日本美術家連盟北陸地区会員展」が3月6～11日の期間で開催されました。

日本美術家連盟の北陸支部は、石川、富山、福井の3県から構成される支部で、2年に1度、会員展を持ち回りで実施しています。今年は石川県での開催となり、50人の作家さんの芸術作品が展示されました。

また、金沢市の北國新聞交流ホールでは、3月9～17日の間、石川県美術文化協会の「秀作展～王国の燦めき～」が開催。工芸の国としても知られる石川の協会員40名の作品が一堂に会しました。

展示作品の中には人間国宝の作品も並ぶなど、石川の工芸の魅力を味わうことのできる美術展となり、作品はオークション形式で販売されるなど、注目を集めました。

そして同じく金沢の「しいのき迎賓館」のギャラリーでは、「第177回尾山神社奉納記念 マークエステル展 日本神話に魅せられて」が開催。フランス人のマークエステルさんの個展でした。

マークエステルさんはかつてシャガールに才能を看取ら芽られながら、若いころは外交官として働き、京都の清水寺で水墨画を見て感動し、画家を志したという、かなり変わった経歴の持ち主。イベントのタイトルにもあるように、「古事記」に書かれている日本神話を題材に多くの作品を描いています。

マークエステルさんはこれまで21年間に日本の神社176社に絵を奉納してきたということで今回、石川県の尾山神社に新たに作品を奉納することになったことから、この個展が開催されることになったということです。

このようにたくさんの美術展が全国で開催されているので、石川県の人もそうでない人も、是非地元のイベントに足を運んでみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部