（2018年7月31日に書かれたコラムです）

島根県・松江市からのニュースです。

韓国の占有問題で度々報道されている竹島と、ニホンアシカの関係にスポットを当てた企画展が松江市内にある竹島資料室で始まりました。松江市内に住む夏休みの中の子どもたちに、竹島への理解を深めてもらおうと企画されました。 今回の企画展は、かつて竹島に多数生息していたニホンアシカをテーマに取り上げられており、会場には生後2,3カ月と見られるニホンアシカの剥製を始め、ニホンアシカの皮、革製かばんや牙で作った指輪等が、展示されニホンアシカの特徴が分かりやすくまとめられています。

このうち剥製は、明治38年に竹島を島根県の所管とする旨の告示が発表されたあと、当時の知事が譲り受けたという3頭のうちの1頭。

3頭は島根県庁構内の池で飼われたあと、死語は松江市内の松江北高校はじめ、3校に寄贈されたようです。

また皮やかばん、指輪等はいずれも隠岐自然館の所蔵。ニホンアシカの有効活用を狙いに製作され、明治43年にロンドンで開催された日英博覧会に出品され、銀賞を獲得したそうです。このニホンアシカと竹島に着目した展覧会は、9月3日まで松江市内の竹島資料室で開催されています。入場は無料です。

なかなか身近に感じることのないアシカという動物と竹島の関わりについて学ぶことが出来る貴重な機会だと思います。ぜひ松江市内のみならず、他府県からも訪れて欲しい企画展だと思います。

お子さんの夏休みの自由研究にも良いのではないでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部