（2019年4月8日に書かれたコラムです）

相模原では現在とある曲が録音されたレコードを探しもとめる活動が注目されているんです。いったいそれはどのようなレコードかというと、目的となるレコードのタイトルは「麻溝ごぼう音頭」というらしいんですが、みなさんはご存知でしょうか？

これは相模原で盛に栽培されたゴボウのPRのために作られたもので、昭和20年代に当時の方が自費で制作したレコードなんだそうです。 なぜ、このレコードが今となって相模原で捜し求められているのかというと、目的はこの「麻溝ごぼう音頭」を復活するために必要だからなんだとか。

なんでも相模原では当時、土地に適した農作物を見つけようとした結果、ゴボウの栽培が盛んに行われることになったんだそうです。その際に作られたのがこの麻溝ゴボウ音頭というわけです。

しかし。時代ともにより育てやすいヤマトイモなどに取って代わられることとなり、今ではゴボウとともにこの麻溝ゴボウ音頭は失われます。そして現在、昔の記憶を頼りに踊りなどはある程度復活できたもののやはり正確な曲の音階などは不明な点は多いため、今回のレコード探しが行われているということなのですね。

古いものではあるのでなかなか発見は難しいものではあるかもしれませんが、相模原では当時盛んに聞かれていたレコードであるはずなのでどこかにまだ存在している可能性は高いのではないでしょうか？

もし、実はこの相模原で話題のレコードを持っているという人はぜひ連絡をしてあげてほしいものですね。


 執筆：街コミNAVI編集部