（2020年4月14日に書かれたコラムです）

日本全国に数えきれないくらい多くの数の駅があり、それともなって数多くの駅舎がありますが、その中でお日本に残る最も古い駅舎が長浜にあるというのはご存知でしょうか？

そんな長浜にある日本最古の駅舎である「旧長浜駅舎」が今注目を集めているのだとか。 こちらの駅舎は1882年に長浜に開通したということで、明治、大正、昭和という多くの時代で活躍した駅舎。

その歴史は138年にもなるということなのだそうで、まさに日本最古の駅舎にふさわしい歴史の深さと言えるでしょう。

とはいえ、もちろん現在はこちらの長浜の駅舎は実際に使われておらず、当時の駅舎の様子を伝える資料として、保存されており一般の方は見学をすることができようになっているようですね。

中に入ってみると、まさにこちらの駅舎が作られた明治時代にタイムスリップをしたかのように、当時の雰囲気がそのまま残っていることに驚きを隠せない人は多いのだとか。

"出札口"といった現在でいうところの切符の販売窓口には当時の乗客を再現した人形などが設置されており、リアリティのある当時の光景が再現されているそうです。当時は駅舎の暖房器具は"火鉢"が使われていたそうで、もちろん駅舎の中で火鉢が設置されているという当時の雰囲気の再現の仕方にもこだわりがうかがえるようになっているんだとか。

そんなわけで電車の好きの方もそうでない方も一見の価値のある駅舎として人気があるようなんです。

それにして、138年という長い時間の中で大きく失われることもなく当時の姿を残し続けるというのかなり貴重であるといえます。ぜひ一度機会があればこちらの長浜にある日本最古の駅舎を見に行ってみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部