皆さんの住んでいる地域には、いわゆる「ご当地ソング」はありますか？

昔からあるもの、最近作られたもの、地域のために作られたもの、いつの間にか地域の歌として認知されるようになっていたものなど全国各地に様々なご当地ソングがありますが、滋賀県には「琵琶湖周航の歌」というご当地ソングがあります。

今回、長浜市ではこの琵琶湖周航の歌が誕生100周年を迎えるのを記念し、歌碑が設置されるということがニュースとなっています。 琵琶湖周航の歌は1917年6月28日、当時の第三高等学校（現在の京都大学）の学生だった小口太郎氏が滋賀県の宿に宿泊した際に詩が作られたと言われています。

後に吉田千秋さんという人が作曲した「ひつじぐさ」のメロディにあてて歌われるようになり、三高の寮歌・学生歌として広り、その後レコード化。何度もカバーされてきました。特に1971年、加藤登紀子さんがカバーしたレコードは70万枚のヒットを記録し、全国的にその存在を知られるようになったのだとか。

歌詞の中には長浜の名前も出てくるということもあり、「ながはま琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委員会」が歌碑の設置を企画しました。

長浜のシンボルの1つである豊公園内に設置され、6月25日に除幕式が開催され、加藤登紀子さんも招待されているのだとか。100周年記念実行委員会では他にも複数のイベントを企画しているようで、6月30日には「琵琶湖周航の歌100周年記念 加藤登紀子プロデュース 第1回びわ湖音楽祭」も開催されます。

関西を訪れる予定のある人は、是非その他のイベントもチェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部