地方創生について様々な自治体が工夫を凝らしている中、これまでは画一的なのが良しとされていた場所でも、地域ごとの特色を出していくべきだという風潮が高まってきていますよね。

自動車のナンバープレートに「ご当地ナンバープレート」が登場したことなども話題となりましたが、最近では、役所で提出したり受け取ったりする書類にも独自の図柄などを採用する自治体が増えてきて注目を集めています。

そんな中、滋賀県長浜市では、婚姻届と出生届でご当地図柄バージョンが作成され注目を集めています。 長浜市のオリジナル婚姻届・出生届は、記入事項の周りを長浜城や長浜曳山祭りの曳山（昨年ユネスコ無形文化遺産に登録されました）や、市の花である梅などで囲んだデザインとなっています。

人生の節目の手続きに彩りを加え、地域に愛着を持ってもらおうという狙いだそうです。

市役所以外でも市内の7の支所で配布していて、書類の記入方法などが解説されている「届書の書き方・手続き早わかりBOOK」も作成して同時に配るなど、非常に気合の入った取り組みとなっています。もちろん従来の用紙を使っての届け出もできますが、オリジナル婚姻届を提出したカップルには「縁むすびリボン」がプレゼントされ、市庁舎一階にあるハート形の顔出し看板で、職員が記念撮影を手伝うなどの取り組みも行われています。

とにかく市の気合が非常にわかりやすい取り組みとなっています。長浜市に住んでいる人で結婚を考えていたり、子供が生まれる予定の人は是非、利用を検討してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部