フルーツの中でも" ブドウ"が特に好きだという人は多いかもしれません。そんな美味しいブドウでも食べる際に種は邪魔になりがち、そんな煩わしさがないのが「種なしブドウ」の魅力の一つです。

「種なしブドウ」は岡崎でも盛んに作られているのですが。ちょうど今、岡崎ではそんな「種なしブドウ」を作るため作業が始まり、賑わいを見せているということで話題となっているんです。 ちなみにこちらの岡崎のブドウ園で作られている品種は"デラウェア"と呼ばれる品種のブドウ。

このデラウェアが小さな房のうちに一つ一つ"ジベレン"という植物ホルモンの水溶液につけることで、なんと種なしブドウが出来上がるのだとか。

多くの人が種なしブドウは始めから種がないものと考えている人もいるのかもしれませんが、実際にはこうした細かい地道な手作業によって作られているということに驚きです。

そのため、こうした種なしブドウにする手法を利用しれば他にも"巨峰"といった品種も種なしにすることが可能となるわけなんですね。

岡崎ではこれからブドウのシーズンを迎えるということもあり、多くのブドウ園でこうした種なしブドウにするための作業光景が見られることになりそうです。

これを機会に種なしブドウを食べる時にはこうしたきめ細かい作業によって食べやすいブドウが作られているということを考えてみながら食べるとより一層美味しさが増すかもしれませんよ。

（2020年5月22日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部