夏から秋にかけてのあまーいくだものといえば、巨峰。その中でも食べる手間のかからないことで人気の「種なし巨峰」はお中元や家庭の食卓に最適です。

巨峰の代表的な産地のひとつである、愛知県の岡崎市でも、この「種なし巨峰」の収穫が始まりました。9月中旬までの1ヶ月ほどが収穫作業にあたり、地元をはじめ名古屋や岐阜などに出荷されます。 岡崎市では20戸の農家が年間およそ4トンを出荷しています。

岡崎から出荷される巨峰の4トンといえば2リットル入りのペットボトルが2000本分ですから、想像するだけでも驚きですね。他のぶどうに比べても、人気も知名度もダントツの巨峰ならではの出荷量です。

実は岡崎では梅雨の時期に雨が少なかったことから、今年は1週間ほど生育が遅れたそうなのです。農家の方々はさぞやきもきしたでしょうが、結果として無事に甘くておいしい巨峰に育ったそうですから、良かったですね。

シーズン中は連日、早朝からの収穫作業が続いています。お盆で口にしたという人も、こうした農家の休み返上での労働があったことが背景にあるわけです。岡崎ではこうした豊かな実りの収穫の喜びを楽しんでもらおうと、ぶどう狩りも有名ですから、夏のレジャーとして子供たちにも大人にもぴったり。

あっという間に終わってしまったお盆のあと、9月まではあと2週間。夏休み最後の旅行で東海をお考えの方は、是非一度、訪れてみてください。以上、愛知県岡崎市からのあまーいニュースでした。


 執筆：街コミNAVI編集部