お店でショッピングするとなれば店員やスタッフの方とのやり取りは必然的なものというイメージがありますが、世田谷では今回、無人青果店とコミュニティースペースを兼ね備えた店舗がオープンするということでニュースとなっているんです。

新たに世田谷にオープンするのは「808+」という店舗で、こちらは「農業繁盛・地域円満」をテーマに掲げているのだとか。 店舗の一階は無人の青果店となっていて、お客は自らセルフレジを使って商品を購入するシステムとなっているようです。

こうした無人販売は農業が盛んな地域では見かけることがあるスタイルですが、世田谷では珍しい光景ではあるでしょう。

一見、防犯上などの面で不用心なように思えますが、こちらの世田谷の店舗の二階はコミュニティースペースとして昼間は無料開放されているそうなので常に人が出入りすることもあり防犯効果があるようですね。

無人販売であることにより人件費を削減できるというメリットもあるのでとても合理的なシステムなのかもしれません。

さらに夜には青果のロス削減のために料理店へと姿が変わり、コミュニティースペースもイベントスペースとして使用されることになるので、無駄がないというわけなのだとか。このようなシステムで運営している店舗は世田谷のみならず多くはないでしょう。

もしかすると世田谷に誕生したこの新たな無人成果店のシステムが大きなムーブメントとして広がりを見せる日は近いかもしれません。

（2020年6月25日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部