アニメ作品の舞台となった実際の地域を「聖地」と呼んだりしますが、多治見もそんなアニメの聖地となるべく様々な試みを開始したということで注目を集めているそうです。

そもそも多治見がなぜ聖地となるべく活動を開始したのかというと、多治見を舞台にしたテレビアニメ「やくならマグカップも」という陶芸アニメの放送が開始されたということが大きな理由でしょう。 こちらの作品は、多治見を舞台に多治見の名物である"美濃焼"をテーマにした作品となっているのだとか。

まさかの焼き物をテーマにしたアニメという一風変わった作品は焼き物の聖地としても知られている多治見をPRするにはうってつけの作品となっているというわけなのかもしれません。

焼き物の聖地でもある多治見が次に目指すのはアニメの聖地というわけなのでしょう。

そんなアニメに関係したPR活動のために多治見では2年連続で約1300万円ものPR費用を計上して活動に取り組んでいるということですからその力に入れようには並並ならぬものを感じますね。

公用車や地元を拠点とする運送会社のトラックなどにはアニメキャラクターをあしらったラッピングを施したり、多治見の街中ではノボリや旗を使ってPRしたりとかなり積極的にPR活動を行なっているのだとか。

こうした活動が実を結んでアニメを通して陶芸や多治見に興味を持つ人が今後も増えていくことに期待したいところです。「やくならマグカップも」を実際に鑑賞してみると多治見のことを、もっと知りたくなるかもしれませんよ。

（2021年5月27日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部