日本には様々な伝統工芸品がありますが、伝統工芸の代表格といえば、やはり陶芸作品ですよね。日本には様々な陶芸の有名産地がありますが、特に岐阜県を中心とした美濃地域は美濃焼で有名です。

そんな美濃地域では3年に一度、多治見市のセラミックパークMINOで「国際陶磁器フェスティバル美濃」というイベントが開催されています。 今回は2017年9月から10月にかけて開催。12月20日にイベントを終えて、その理事会が行われ、今回の反省と次回への課題を話し合いました。

国際陶磁器フェスティバル美濃は、陶磁器産業と陶磁器文化の発展に寄与し、美濃が世界のデザイナーや陶芸家の交流の場として国際的な役割を果たすことを目的に1986年から開催されているもの。

当初から一貫して多治見市で開催されていて、地域住民にとってもなじみ深いイベントとして認識されてきました。

陶磁器に関する様々なイベントが開催され、公募展である「国際陶磁器展美濃」は世界四大陶磁器コンペティションの1つとして世界的にも有名です。

9回目の開催からは総合プロデューサー制度を設け、11回目となる今回は元サッカー選手の中田英寿さんが総合プロデューサーに就任。会場となった多治見のセラミックパークMINOで開催された理事会では、次回も開催されることが決定され、若者や初めて来場する人が増えているなどのポジティブなデータや、全体での来場者が減少しているなどのネガティブなデータ、そしてそれぞれの感じたことや現場・業界からの声を踏まえ、今回の終了と次回へ向けたスタートを切りました。

多治見をはじめ、地域の活性化のためにも、業界の発展のためにも、次回の開催に期待したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部