世の中には様々な伝統的な行事がありますがそのどれもが意味のある重要な歴史あるものでしょう。

舞鶴でも田植えのシーズンになると行われる伝統行事の一つ「虫送り」というものがあり、今回、そんな虫送りが行われるということでニュースとなっているんです。 こちらの虫送りという伝統行事は舞鶴ではとある集落では江戸時代から続くとされる歴史ある伝統行事。

先祖伝来の水田を守るという意味も込めて稲の害虫を外に送り出すという意味が込められたものなのだとか。舞鶴でもなかなか歴史ある伝統行事の一つといってもいいのではないでしょうか？

舞鶴ではこちらのは行事は長年親しまれてきたのですが、その歴史の中では台風などの被害で60年もの長い間こちらの伝統行事が失われてこともあったそうです。

それでもなんとか復活し、今では毎年の恒例行事として行われているというわけなんです。

ちなみに虫送りは長さ3メートルにもなる大きな松明に火を灯し、害虫となる虫をたんぼの送り出すというもので、なかなかの迫力のある伝統行事でもあるんです。

なんでも松明の重さは10キロほどもあるそうで実際に火を灯して扱うのはなかなか大変なものなのかもしれません。

まさに昔から先祖伝来の水田を守っていこうという意思の現れといったところでしょうか？ 古き良き日本の伝統行事といったこちらの虫送りの行事が今後も途絶えることなく続いていくことを期待したいですね。

（2021年7月8日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部